一番恐ろしい感染しょうとは

地球上には、エボラ出血熱、HIV、炭疽菌、マールブルグ熱といった恐ろしい感染症が数多くあります。その中でも、「致死率の高さ」という意味で一番恐ろしいのが、致死率ほぼ100%と言われている『狂犬病』です。
狂犬病の感染経路は、狂犬病ウイルスを保有している動物(ほとんどが犬)に咬まれることで、ウイルスが体内に侵入し感染します。通常は、人から人へ感染することはないが、臓器移植などにより感染した例があります。
狂犬病の症状は、初期の段階においては、風邪に似ているほか、咬傷部位にかすみや熱傷が見られます。中期になると水を恐れるようになるため、喉が渇くなどし非常に苦しい思いをします。また、風や光にも恐怖感を覚えるため、精神錯乱状態に陥ります。発症後3~5日後には、全身の筋肉が麻痺し、呼吸困難によって死亡してしまいます。
狂犬病の治療法は、現状無いと言ってよい。感染前であれば、予防接種を受けることで防げる可能性はあるが、それでも発症してしまいます。過去に試験的な治療法で、数例の生存事例があるものの、ワクチンを接種せずに発症した場合ほぼ100%死に至ります。生存した方も、何かしらの重い後遺症が残るのが現状です。
狂犬病は、感染症としては爆発的に広まるというものではありませんが、毎年5万人以上が死亡しています。主に、アジア、南米、アフリカが流行地域となっています。
日本では、犬に対してワクチンの接種を義務化したり、国外からの侵入を防ぐため様々な対策を実施しています。そのため、近年において日本国内での感染は確認されていません。
感染症は、世界の様々な場所で流行してます。もし、流行地域に行くのなら、情報を収集し、ワクチンを接種するなどしてしっかりと対策していく事が必要です。